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2022年09月24日

海腹、川背

海腹、川背


鮎が、ひっくり返ってる!って思ったんだけれど、
本来は、海腹、川背と言って川魚は背を手前に盛り付けるらしい。
今まで、何度も鮎をいただいたのに、
一度もこの姿でお目にかかった記憶がなかった。

そうなのか、と変に感慨深く箸をとる。
ふわりと柔らかな身が、
口当たり良く鮎独特の少々苦味を持った旨味が広がる。

そういえば、郡上八幡から高山への道は流れの早い吉田川が望め、
沢山の釣り人が急流の中、格闘していた。
水に恵まれたこの地方の、晩夏の風物詩なのだろう。
空気も、水も、キリリと清涼だ。

此度の旅は、
美しい光景が楽しめるドライブルートがお勧めだったけれど、
あいにく小雨模様が多く、その点では少々期待はずれだった。
それでも土地ならではの食の豊かさは、行く先々の楽しみになった。

印象深かったお店を二軒。

飛騨古川の八ツ三館。老舗の旅館でのランチ。

上記の鮎、飛騨牛のステーキ、等など。
締めのご飯の美味しいこと、この辺りでいただいたご飯は総じて美味。
水が綺麗だから、お米がおいしい。



海腹、川背


もう一軒は、加賀市山中温泉の江沼スタシオン。

軽めのフレンチのランチコース。

海腹、川背

夫婦で経営されているとのことだが、視覚的にも、
もちろん味覚的にも、洗練されている。


海腹、川背


気軽にこんなランチを頂けるなんて、山中温泉ちょっといいかも。

芦原温泉とか、山代温泉とか、周辺は有名どころの温泉が軒を連ね、
不案内だった温泉地。
見落としがちな所へ連れて行ってくれる、
これもツアー旅の魅力と言える。






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Posted by コジロタ at 08:53│Comments(0)ひと皿の記録
 
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