2025年05月24日
美味しい伊豆 1

伊豆の海、凪いでいる。
梅雨入り前の穏やかな晴れ日に恵まれた。
久しぶり、ずいぶん昔に何度か遊びに来たのだけれど、
最近はすっかり足が遠のいた。
上京して所用を済まして、ついでに伊豆へと小旅行を計画する。
目的は河津の老舗旅館、玉蜂館に泊まる事。
確か40年近く前に、2度ほど滞在した。
懐かしく記憶を辿って楽しみに足を運んだ。
昔も今も、なかなか評価の高い宿で、
維持し続ける事はどれ程の苦労があったかしらと、ふと思いを馳せる。

この大噴湯のある玄関は、昔のまま、たぶん。
内装は著名なインテリアデザイナーが手掛けて、懐かしさもありながら
今の時代にふさわしい洗練された空間に生まれ変わっている。
納得のいく美食の数々の前に、その空間を楽しんで辿る。

窓の外は、匂い立つような初夏の緑。

天井、壁面の白に走る黒い木組、
計算され尽くされた分割に、クラシックな赤が秘めた華やぎを見せる。
引き戸は柔らかな光を通すレトロなすりガラス。
ああ、思い出せばこの部屋は大正浪漫と名付けられている。
そのネーミングはダイレクトすぎて、もう少し引いた洒落た名は?
なんて勝手に考えたりして過ごす。

洗面も、華美に走らない日本の美意識が詰まった空間。
木の肌あたりが心地いい。
さて、ちょっと貸切の温泉へ。

信楽焼の陶器風呂。

あかりを抑えた石風呂。
40分の利用時間の後、
毎回、次の利用者のためにスタッフがコンディションを整える。
貸切風呂の利用をよくするけれど、
ここまで管理が行き届いているのは、まれに思う。
流石、大正時代から続く老舗旅館だ。
2025年05月22日
怒ったにゃ!

こんな雄々しい横顔なのに、無類の甘えん坊。

枕にくっついて眠ってる。
95歳近くにもなるだろうこじろうた。
55センチのベット登れないもんね〜なんて顔するから
踏み台を作ってやって、必ずそれを使ってベットに登ってくる。
今回、
4日間ほどちょっと上京てことで、ジジは獣医さんにお世話になり、
コジはいつものように隣家の奥さんにケアを依頼した。
それが、
帰宅して床を見て、凍りついた!
キッチンカウンターに置いていた重量のあるガラスのケーキスタンドが、
見事に粉砕され散らばっている。
彫り柄も綺麗で、今は使わないけれど大切にしていた。
キッチンカウンターは1メーター近くも高さがある。
まさか、
にゃ〜にゃ〜と騒がしく迎えるコジロウタの顔を見る。
猫は大概のものを、雑多で小さい物も上手に避けて歩けるし、
だいたい本当はこの高さを登れるって?
わざとだな、
一人で留守番させて、激怒だにゃ!
怒りながら、嬉しそうで、甘えん坊全開で、
安堵の表情が隠しきれないコジロタくん、全く賢い。
旅疲れで、掃除もたいへんじゃないか〜って愚痴りながら、
それでも老猫コジロウタがそんなエネルギーがあるなんて、
それは、それでちょっと嬉しい。
安心し切ってそばから離れない様子を見てると、
ごめんね〜って謝りながら、
今後お出かけはどうしよう、って悩んでしまう。。。
2025年05月17日
うちに咲く花

グアバの花、極上の可憐さで蜂を誘うよう。
晩夏には、沢山のグアバの恵みが楽しみ。

昼咲月見草。
ずいぶん前にご近所で分けて頂いた。
何度も忘れて草刈りの時に刈り込んだのに、芽を出し花をつける。
儚げなのに、とても逞しい。
2025年05月10日
豪雨の知らせ

沖縄地方はこの土日、停滞前線による豪雨に注意、
何度も天気予報のニュースを耳にしながら、
ふと昨夕、空を見上げた。
まるで台風前夜のように夕空が華やいでいる。
沖縄の小さな森は夏の装いになり、日に日に饒舌になるかのよう。
じきに、伊集や月桃も咲き誇る。

2025年05月09日
バナナ、たわわに実る

我が家の庭に実ったタワワな島バナナ。
粘度のある食感、甘味と酸味のバランスがよく味が濃い、
いのちの力を感じる風味高いバナナ。
今回実ったふた房目、先に収穫した房は、

吊るして、追熟させ食べ頃に、

パッションフルーツと一緒に、今の季節ならではの幸せな一皿に。
2025年05月07日
黒猫現る

ジジかと思いきや、違った。
若い、目が小さい。黒猫は判別が難しい。
最近うちの庭に出没する雄の黒猫。
不思議な事、
我が家の2匹は侵入猫に攻撃を決して緩めない、はずなのに、
何故か追い払うでもなく興味津々。
ジジは同じ黒猫でシンパシーを感じるのか擦り寄ってるし、
コジロウタも威嚇することもなく、
構えながらも、ゆっくりと近づいて様子を探ってる。

猫の相性の不思議は、何年経っても皆目わからない。。