てぃーだブログ › suara bulan

2025年04月09日

室戸岬 岬観光ホテル




先日のウトコとは真逆のようなホテル。

レトロ感満載。

この二件をハシゴして、空海が修行した御蔵堂と最御崎寺を訪ね、
中岡慎太郎の像を背に、
海岸沿いを太平洋を満喫しつつ徳島へと車を走らせる。
好奇心が満たされる快適な休暇、あの頃の極上の旅程だった。

まだこの宿が健在だと言うことに、気持ちがざわめく。











太平洋に面した角部屋。透明な朝日に満たされる幸せ。

大好きな空間だけど、
昔若いスタッフと同行したら、しっかり不評だったのを思い出した。
やはり生きた時代のノスタルジーっていうのだろう。

最近のツアーでのポイントは?と聞かれて
宿にはこだわりがあると答えたものの、ハイグレードで豪華な宿が
ただ好きなわけでもなく、
モンゴルでもアクシデントで泊まることになったチープなゲルが
一番好きだったし、
ウトコも、岬観光ホテルも好きだし、
微妙な快適ポイントはどうも説明し難く、図らずも出会う、
それも又楽しい。











  


Posted by コジロタ at 12:32Comments(0)旅の栞

2025年04月02日

震源地 ザガイン管区




ミャンマーを襲った大地震。
情報さえ不明で、支援が届かない、震源地ザガイン。
戦闘が激しく軍が人道支援を阻んでいる、民主派の苦悩。

ミャンマーは地獄です。
支援物資を日本から送ってくれても、届くことがない。
ただ祈ってください。


寡黙な極限の絶望。


マンダレーのホテルに泊まって、確か白い仏塔を訪ねた。
黄金の仏塔が多い中、白い仏塔の佇まいに魅了されたことを思い出した。

確か、ザガイン管区だったと。
記憶を紐解く。

睡蓮の花を売っていた少女が、どうぞ無事ですよう。
分かるべくもない。ただ祈るしかない。






ミャンマーの人々が希望を抱けた、ほんの僅かな時、
そんな貴重な時に訪ねることができたから、
ミャンマーの現状がいつも気にかかる。

追い打ちをかける苦悩が霧散することを、ただ祈るばかりだ。


届くことを願いながら、寄付を。










  


Posted by コジロタ at 20:32Comments(0)諸々のこと

2025年03月26日

時に甦る、記憶のかけら




急に思い出したりする。

いろいろな所へ気が向いたら出かける、
それは今も変わってないけれど、歳を得て旅の形な変わってしまった。

倉敷にいた頃、自分ひとりで運転して高知には何度か訪れた。
室戸岬が好きで、何度か気分転換に出かけたホテル、
今はクローズしてしまって、余計に時々思い出しては
その後のことが気になって調べたりする。

ウトコ オーヴェルジュ & スパ
シュウウエムラ氏監修の深層海洋水を利用した、ちょっと外国に
いるような開放感を味わえる素敵なホテルだった。

なぜか、いつ行ってもゲストはほぼ一人きり、
こんなに素敵な滞在ができるホテルが、こんなに空いてるなんて、
て、思っていたら経営が星野リゾートに変わったりしながら、
クローズしてしまった。


あれ程、大掛かりな設備を備えていて、スタッフのサービスも
洗練されていて、室戸岬のダイナミックな太平洋を満喫できる客室も、
美しく快適だった。





時が経ち消えていくのは、まあ道理で、
あまり執着を持たない方だけれど、このホテルはいつかまた
再生してほしいと密かに願っている。

洗練されて、時代の先端を形にしたようなホテルだけれど、
実は、
この室戸岬に、レトロ感満載の古いホテルがある。
過ぎた時代の緩さが心地よく、ウトコの対極にあるような宿で、
ここもなんだか好きで訪れた。
調べると今でも営業してる。

また、次に、、



  


Posted by コジロタ at 19:18Comments(0)旅の栞

2025年03月24日

49日ぶりの帰還




ジジの帰還、なんと49日もの長い間ジジを入院させたままだった。

体調もイマイチだったから、ジジのケアを思うと不安がよぎって、
ズルズル迎えを長引かせた。

排便の様子もほぼ変わらずということだった。
案の定、ベッドで甘えに来たがるジジを撫でていて、
恐る恐るふと床を見れば、見事などんぐりが転がっている。

夜過ごさせるために大きなゲージも準備して、快適空間をと心がける。
一晩目は大騒ぎして、朝見ると悲惨な状況だったけれど、
なんと3日目は自分のベッドルームの自覚があるのか、
自ら入っていって、ビックリ。
日に日にきれいに使って、朝の掃除も少し楽になってきた。
続くといいけれど。。

たっぷり嬉しそうに食べて、デッキで幸せそうに日向ぼっこを
しているジジを見ると、ちょっと大変な排便のケアも問題ないよ〜って
声掛け、そう自分にね。。





  


Posted by コジロタ at 08:31Comments(0)ねこの時間

2025年03月17日

桜色と若草色




漉し餡の桜餅が届いた。

淡い桜色の隣に、緑茶は若草の色。

呼応しあって、春を寿ぐかのよう。




  


Posted by コジロタ at 20:45Comments(0)ひと皿の記録

2025年03月13日

ジャカルタ便 JALの機内食




そもそもインドネシアの食は大好きで、
いつもバリ ウブドへ着くやいなやカフェワヤンで
ナシチャンプルとスイカジュースのセットを注文。
それが楽しみだったけれど、
ツアーの上に体を壊したから、まったく美味しいナシチャンプルを
楽しめなかった。

まあ機内食はまともに食べたねって、ちょっと自嘲気味に、、
ジャカルタ便のビジネスの昼食。
なかなか手の込んだ和食で、機上で頂けるのは嬉しいのだけれど、
なんだか解凍直後ではないかと思うくらい冷え切ってる。




JALご自慢のカレーの小皿も付いている。
これも残念ながら、お味噌汁がぬるい。





こちらは復路便の朝食メニュー、

この後頼んだコーヒーも、全くぬるくて、
思わず国内線のワゴンサービスのコーヒの方がうんと美味しい、
って一人呟いた。

温度管理が難しいのだろうかと、凝った料理だけに
ちょっとガッカリ。。









  


Posted by コジロタ at 15:10Comments(0)ひと皿の記録

2025年03月09日

高齢の時を刻む




高齢者、高齢猫

高齢という言葉が枕詞のように、なんだか全てのことに添えられる。

そんな年代を迎えた同年代の女性達と、

口を揃えて、

あ〜びっくり! 気分は30代のままなのにね、って、

ちょっと力弱めに笑みを浮かべ合う。

まあ、極めて弱体化に拍車がかかったこの一年、

ケアは欠かせないと思うけれど、長い間支えてくれた身体が愛おしい。

コジロウタも、晴れて19歳を迎えた。

人間年齢で92歳、19歳の壁って言うのがあるらしく、

無事この壁を乗り越えるには、色々配慮が欠かせないとのこと。

高齢者と、高齢猫、いつもしみじみこじろうたの鼻水を拭きながら、

この時を刻む。

この時も愛おしい、大切に長く続くよう願うばかり。

  


Posted by コジロタ at 09:59Comments(0)ねこの時間

2025年03月05日

憧れの宿でひたすら眠る バリ ウブド




ザ ロイヤル ピタマハ

深い渓谷に点在する老舗のヴィラ。
久しぶりのウブドステイも、これで終了しようと、
そういう思いでこのヴィラに滞在できるツアーを選んだ。

以前から知っていて、
いつか泊まってみたいとずっと思っていた。

















家具の扉も、引き戸もチーク材か、とても重い。
クラッシックな作りは、不便さも否めない。
それでも、不合理で無駄な広さの空間が、とても心地いい。

ところが、
このヴィラでの二泊のステイは、籠って眠り続けることになる。

前泊のクタのホテルで、深夜にダウンしたのだ。







六種類もの薬。
深夜に点滴と注射、若いインドネシア人のドクターと看護師が
ずっと終わるまで見守ってくれた。
次の朝、ふらつきながらツアーとは離れて一人ウブドのヴィラへ向かう。

このホテルは、マンデラ恵子さんという日本人がコーディネーターとして
ご活躍なさっていて、滞在中は細やかなケアをして下さった。






弱った体にはこれが一番。
ドクターにアドバイスもあって、おかゆとバナナ。
何度このメニューを運んでくださっただろう、
こうして見直すと、辛かった思いより温かな思いが甦ってくる。

旅先での体調不良は、不安感が付きまとうものだけれど、
添乗員氏の細やかな配慮で、不安なく穏やかな時間を過ごす事ができた。







残念だったのは、この見事な晩餐会だ。
少人数のゲストのために催された特別のディナーで、
ガムランの生演奏、間近でバリ舞踊を堪能できる贅沢なひと時。

無理を押して参加したけれど、一皿も頂けず退席した。






一皿ずつ、料理が運ばれてくる。













それでも催し物の全貌を拝見出来たので、
華麗な余韻に十分に浸りながら、バリ最後の夜を過ごす事ができた。

体調を壊し、思うようにはいかなかったけれど、
それなりに過ごした時間は、豊かな思いに満たされた気がする。

温かなケアをしてくださった方々に、
感謝しながら無事沖縄へ帰る事ができた。











  


Posted by コジロタ at 14:35Comments(0)旅の栞