2023年05月10日
厳冬の晴天に映える綿帽子のごと

いえいえ、梅雨入りを待つ沖縄の空の下。
まるで、北国の雪を被った枝を仰ぎ見たかのよう、
トックリキワタの木。
今年はやけに沢山のトックリキワタが頑張って綿をつけている。
車の中から目にすれば、
本当に思わず笑みをこぼしてしまう、そんな木だ。
沖縄に居を構えたのは11月で、初めて目にしたこの木は愛らしい花を
タワワに咲かせていて、幹を見るとふっくらとなるほどトックリだと、
納得しながら、その時も思わず笑みをこぼしたものだ。
この木の精は、酔っ払った好々爺に違いないね。

立派な綿だ、紡いだらどんなふうになるのだろう。

散り様も、なんとも。

見れば、大きな老木、
杖を頼りに立つ老爺が、胸を張って成果を誇るかのよう。
Posted by コジロタ at 16:41│Comments(0)
│花のゆらぎ